みどりの草原をぬけて

大学生になって、初めて受けた授業で「児童文学を志すものならば、こどもを子供と書くべからず」と習いました

卒業して、もう15年以上になります
久しぶりに子どもの本についてふれる機会があって、わくわくした気持ちとしゃんとする気持ちが自分の中に戻ってきたことを感じました


もう一度読み返してみようかな

影との戦い―ゲド戦記 1

影との戦い―ゲド戦記 1

初めて読んだのは、たぶん12歳くらいだったと思うのですが
何度読んでも、新しい発見があります

たぶんそれは、私自身も人としての時間を積み重ねている証でもあるのでしょう
何も成長していないように感じても、日々のなかで、何かを得て、何かを失って
何もないと思っている日常にこそ、生きていくよろこびもかなしみもすべてがあるということ

今日、改めて「うんうん」とうなづくことがありました
wholeって、生きている日常世界そのものなんじゃないかって思ってました