少女小説界の巨星

私の少女時代の読書生活に多大な影響を与えた憧れの小説家さん(進路を決めるとき、籐女子大を候補に入れていたくらいです←ミーハー)氷室冴子さんが亡くなりました

中高生の頃に、おこずかいを工面しては、本屋さんをはしごして、氷室さんの作品を探しました

代表作は多々あれど、私が好きなのはどちらかというと地味な作品
物語の骨組みがちゃんとしてるんですよね
氷室さんの作品って、読んでるとその世界に引き込まれてしまう
読ませる力というのは、すごいことだと思う
それに、古典から現代文学まで幅広い知識、深い造詣とするどい洞察力で、ご自身の色んな作品にさらりと引用されたりパロディ(というよりオマージュと言ったほうがいいかな?)で使ってみえたり
物語の世界を、とてもとても愛していらっしゃる方だったんだなと思います
少女小説って、文学の中ではわりと軽いものとして見られてしまう傾向があるように思うのですが
事実ライトノベルという言葉もありますものね
氷室さんが登場された頃から、その他にも多くの作家さんたちが少女小説の世界にどんどん登場して、ぐんと質が上がったような
ひとつのジャンルとして確立されたような、そんな気がします

いかん、熱く語ってしまった
ワタクシごときが、うだうだ言うようなことじゃないとわかってはいるのですが

だって、氷室さんの世界が大好きだったんだもん(T_T)
どうかどうか、安らかにお眠りください

でも、本当のことを言うと。。。もっともっと作品を読ませて頂きたかったなあ


シンデレラ迷宮シリーズは、傑作だと思う

シンデレラ迷宮 (集英社文庫―コバルト・シリーズ)

シンデレラ迷宮 (集英社文庫―コバルト・シリーズ)

エッセイもおもしろいんですよね〜
冴子の東京物語 (集英社文庫)

冴子の東京物語 (集英社文庫)

冴子の母娘草 (集英社文庫)

冴子の母娘草 (集英社文庫)

これは盛りだくさんの本