今年もまた
片手に手桶と柄杓、もう片方の手にトルコキキョウを持って
トコトコとお墓参りに行きました
先客がいらっしゃることはわかっているので、お花はすこしだけ持って
到着すると、はたして。。。趣味のよい美しいお花があげてありました
ご家族、お友達も皆さんの選ばれるお花はいつも素敵なのです
それはきっと喜ばせたいという思いと、へんてこりんなお花を飾ると「やだやだやだっ」と駄々をこねられそうだから。。。う〜ん、手に取るように思い浮かぶよ、その姿
毎年、皆さんがどんなお花を選ばれるのか楽しみにして、さりがなくお仲間に加えさせてもらえるように
そして、あの人が好きだったトルコキキョウを選ぶことにしています
今年、はじめて気づいたのですが
トルコキキョウは、それだけで華やかさと清楚さを併せ持ち、たおやかなのに凛とした花ですが
ほかのお花とまざっても、自己主張するでも、影に隠れるでもなく、不思議な存在感でそこにある花だなあ、と
なんだか、とてもらしい
お墓参りは、いつも大概もうひとりの友達と行くか、或はひとりで参ります
ひとりで行ったときは、恒例の歌を歌って
山盛りになっている話を、勝手にべらべらとしゃべって、すっきりして帰ります
明日のことは、誰にもわからないから
私だって、明日には命が尽きているかもしれない
けれど、それは少し楽しみでもあります
もしも、あの世というものがあって、亡くなった人たちに逢えるのならば
それは、とても楽しみなことだと思うからです
今日は、最近読んだ本で、ぜひ読んでもらいたいと思った本のことをどうしても聞いてもらいたくて
- 作者: 茨木のり子,小畑雄嗣
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2010/11/26
- メディア: 単行本
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白洲次郎さんの「葬式無用 戒名不用」は、あまりにも有名ですが
茨木のり子さんのお別れの挨拶状は、私がいつかこうありたいと願う理想に近い挨拶状で
深い感銘を受けました
甥御さんの寄稿文「伯母と過した週末」に書かれていたことは、私が在りし日のあのひとと過したなんでもない日常とよく似ていて、思い出したいろんなことを話しあいたいと思いました
いつか、その日が来たら