バランスごはん
豚肉のしょうが焼き
ほぼ一人暮らしな食卓(両親が共働きで遅くまで仕事のため)になってからというもの、ちっとも料理をしなくなってしまった
これには反省
今日は「よっしゃ!」と思って、先日shikibuさまに頂いたしょうがジャムで豚肉のしょうが焼きをこさえて、タマネギとピーマンをじゃっじゃと炒めて軽く塩こしょうして添え物に、最近はまっているマイタケのホイル包み焼き、あと母上作なすの炒め物とほうれん草とマイタケのおひたし
ご飯は冷凍ストックを電子レンジで温めただけだけど、なんだか久々に満たされた感じ
簡単にできるものがわるいと言っているでのはなく、多少なりとも手をかけたことで、おなかも心も満たされました
心が満たされることがいちばん大きいかな
おいしいかどうかは別として、自分で作ったものを食べるとほっとする
姉にすすめてもらった本が、食生活を見直すきっかけになったなあ
ちょっとがんばってみようと思います
本日の読書
この人は、生まれながらに作家であり、最期のそのときまで作家だったのだ、と改めて思い知った
読みながら、いろんなことを思い出しました
病気が見つかった時点で既に末期に近いという診断を受け、幾度もの入院と手術を乗り越え、転移にも耐え、いつも周りのことを気遣っていた友人のことを思い出しました
どんなときでも、笑いを忘れない人でした
肝臓への転移による影響で、体中全身の猛烈なかゆみにおそわれていたときですら「かきかき係お願いね」って言われて、でも体中かき傷でミミズ腫れが出来てたから「ここから見つけるのは至難の技だよ〜」「そこを見つけるのが、君のかきかき係としての手腕の見せどころだ!」「ムリ〜っ」ってな会話を交わしてました
もちろん、見つけましたとも!←生まれながらのアトピー人生で役に立つときがようやく訪れた?
亡くなったのは、それからまもなくのことでした
その人が唯一弱音を吐いたのは「みんな、がんばれがんばれって言うけど、これ以上何をがんばれっていうの」という一言でした
病気でつらいときにそばにいても、何一つ出来なかったけれど、ひとつだけ心に決めたことは「話を聞く」ということでした
ただ話を聞くだけです
何も口をはさまず、余計なことは言わず、彼女が言いたくないときは言わなくてもいい、話したいと思ったときに、ただ話を聞く
それだけのことでした
でもそれは、もしかしたらあながち間違ってなかったのかもしれないと、この本を読んで知ることが出来ました
一人の作家であり、がん患者であるひとの、心の軌跡を辿る旅のような本でした
- 作者: 中島梓
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/11/20
- メディア: 単行本
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まもなく、友人のお命日がやってきます
あの世でまた会えたら、話したいことがいっぱいあるよ
夜明けまで話し込んでいたときと同じように、くだらないことをいつまでもキリなく話したいなあ