はな蔵受難の日

病院の帰りに、高島屋で開催されていた向田邦子の世界展(〜H20/5/26終了)に行ってきました
本物の「う」の抽斗を見ることが出来て、大感激!

高校生の頃から、向田邦子さんのファンです

潔い人
清清しい人
風のように、かけぬけた人

そんな人を、私はもう一人知っています

向田邦子を旅する。 (Magazine House mook)

向田邦子を旅する。 (Magazine House mook)

ふらりと訪ねると、いつもおいしいごはんをごちそうしてくれた
ウニたんまり丼♪



最後に一緒に食べに出かけたのは、近所のなじみのお店(幼稚園の頃から通っている)
いつもは一緒に中華そばを食べるのに、その日に限っておかめうどんを頼んだのは
もうかなり不調だったからなのだと、今ならわかる

目の前で私がすすっていた中華そばを見て、にっこり
「おつゆを一口だけちょうだいね」
「いいよ」
レンゲで一口、すすす〜ごくん「は〜」と深い息
「もう一口だけちょうだいね」
「いいよ^^」
そんな会話を交わしたことを、なつかしく思い出します

眠る盃 (講談社文庫)

眠る盃 (講談社文庫)

向田さんのエッセイはどれも心に残るものが多いのですが、この『眠る盃』に収められている「中野のライオン」というエッセイはふとした時によく思い出します
最近、ふと思い出したのは三浦しをん氏のブログを拝読していたら「ホームの下を流れる川」という、まるで短編小説のようなうつくしい文章を読んだときです
「中野のライオン」は、向田さんが中央線に乗っていたときに、車窓から、アパートの窓辺にたたずむ男性と、その隣りにライオンの姿があるのを目撃して「あれは現実だったのか、それとも幻だったのか」と回想するお話
このエッセイには後日談があって、「新宿のライオン」というタイトルで同じく『眠る盃』に収められています


帰宅したら、はとことおかあちゃんとおばさまとわんこが遊びに来てくれてました
両脇にわんこ
至福の時じゃ〜
うちのはな蔵は滅多に鳴かない犬ですが、おばさまのうちのわんこも鳴かない子です
そして、2匹は滅多に会わないのですが、久々に会って同じ空間にいても、吠えもしない、唸りもしない、ケンカもしない
しかし、間は空くのだ
ビミョウな距離間が笑えます
はな蔵は緊張していたらしく、お水を飲むのも躊躇してた
ちょっと気の毒^_^;

椅子に座る私を挟んで、右にゆきたん、左にはな蔵
ビスケットを半分づつにしてそれぞれにあげても、怒ることもなく「わーい!」とおいしそうに食べます
うーん、君たちはなわばり意識とかないんかねえ?
犬社会の掟はよくわからんにゃ〜と思った夜でした
ま、ケンカしないに越したことはありません(^^)なかよくなかよく♪←ばあばちゃんがよくはな蔵に話しかけてる言葉