クラシックな午後 29.0% 2051歩

聴かなきゃならないCDが6枚ほど溜まってしまい、休憩時間にはとても聴ききれないため持ち帰って聴いてます(いちおう仕事だったりして)

寝るときに音楽をかける習慣があるので、昨日はその持ち帰りCDを聴くことにしました
私は音がないとかえって寝つけない方なので、実はあまり意味がない
旅行に行ったり、よそにお泊りするときも、誰かの話し声やテレビの音があるとちょうどよい子守唄になるくらいです
小さい頃、遅くまで音がそばにある街中で暮していたせいかもしれない
電車の音もうるさいとは感じないから

そんなわけで、はじめの2,3小節聴いたか聴かないかで、すでに夢の中でした(=_=)←あかんわ、こりゃ

起きてる時間の今、聴いてます
これ

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番

ランラン・・・パンダさん(・_・)←こら〜

『シャイン』で、主人公が「ラフの3番だよ」とうれしそうに話すラフマニノフのピアノ協奏曲第3番

シャイン [DVD]

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その才能を父に見出され天才と謳われた幼年期を過ごし、父による干渉のしすぎとまでいえる(愛情が深すぎるのですね、押し付けてしまうかたちでしか表せないくらい。このお父さんも切ない人かも)厳しい指導に耐えかねて、飛び出した先の留学先の学校でのコンクールで挑戦したラフマニノフピアノ協奏曲第3番
この曲を弾ききった直後に倒れて精神に異常をきたし、彼の運命は狂っていくのに、どうして「ラフの3番だよ」と無邪気に大好きな曲だと言えるのだろう
でもそれは「狂っていく」のではなくて「変わっていく」、変化してゆく大きなうねりのひとつに過ぎなかったのだと、この映画を観終えたときに思いました
コンクールでラフの3番を見事に弾いた後、廃人のようになってしまったと思われた彼は、本当は、ようやくありのままの自分と向き合い始めたのだと
抑圧された精神が解放されて、生きる喜びに満ちたラストの青い青い映像を映画館で観終わったあと、タイトルコード(エンディングのクレジットって、ほんとのところなんと言えばいいのでしょう?不勉強ですわ)の途切れる最後まで座席から立ち上がりたくなかったくらい

そんな作品だったなあ、と思い出す午後です
は〜、あと5枚ある・・・
ここはひとつ発想の転換
「聴かにゃならん」ではなく「聴いてみよう!」にします
次はこれ

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番・第3番

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番・第3番

あ、またラフの3番だ・・・
私自身も好きな曲なので、よいのです←や、決して強がりではなく


このCDの解説書を読んでみたら、興味深い記述がありました
『シャイン』の実在のモデル、デヴィッド・ヘルフゴットとラフマニノフの出会うべくして出会った運命のようなものを感じてしまった
迷子になることは決して無駄なことではなく、必要なことなのかもな〜
(あらゆる意味で。一人旅の最中にしょっちゅう寄り道して迷子になることも含む←それはどうだろう?)

画像は、宅配の受け取りに出ていたらうっかり焦がしました
激こんがりホットケーキです
人生は失敗の数々のようにみえて、ちゃんと辻褄があってるもんなのです(・へ・)ノ←悟ってないで、反省して次の機会に生かしなさい


雪が降る前なのか、あまりに寒いので夕ごはんはおでんにしました♪
あったまる(=ω=)はふー