オバステ山を放浪中 29%

飲み過ぎで捨てられました(ToT)/~~(ナンチャッテ)
聖地巡礼っすヽ(´▽`)/
栗好きにはたまらんにゃ

お待たせしました!←まっとらんちゅうの?

実は、遅かりし夏休みを頂戴いたしまして、栗好きの聖地小布施を探訪(cipolinaさんの予感的中??おかあさんは大当たりだったにゃあ)

目的は岩松院さんの北斎の天井画を、自分の目で見たかったのと
浄光寺さんのお八起が食べたかったのと、すぐお隣り笑鬼さんのお蕎麦が食べたかったのと
中島千波さんの展覧会、小布施岩崎さんのチェルシーバンズ、中西パン店の栗ぱんが食べたかったのと、穀平味噌醸造場さんの信州味噌、行けたらおぶせ温泉いいな〜と、思ったけどここはさすがに無理でした
須坂の豪商の館田中本家にも行きたかったけど、木曜休館なのでした(ざんねん!)

その他、北斎館で肉筆を見ることが出来たし(すごかった。齢90にしてあの昇竜の図はねえ、すごいねえ、感激しちゃった)栗の木テラスでモンブランも頂けました

岩松院さんは、思っていた以上に観光地化されてておどろいた
拝観料が、自動販売機よ?驚きよ?

いや、しかし・・・江戸時代の天井画がこれだけ見事に残っているのは、本当にすごいと思います
お庫裏さんの横で、無人の野菜販売があって(こういう辺りは観光地化されているようでされていない?)おいしそうな小布施栗と小布施葡萄を購入
すぐ前に味の文化茶屋という出店があって、小布施名産品が大体揃ってました
ここで中西パン店の栗ぱんを買おうか迷って、後でも買えると思ったら割と売ってなくて、駅の売店まで行ったら残りがわずかで焦りました
このパン、地元の人にも人気のようで、お仕事帰りと見受けられた方が「いつものやつ」と言って買ってみえました

浄光寺さんは、岩松院さんに比べるとほとんど観光化されていないというか・・・中途半端な感じ?ほめ言葉に聞こえないかもしれないけれど、私はとっても好きな感じのお寺でした
真夜中の弥次さん喜多さん』のとあるシーンを思い出しちゃった
もしくは『バーバー吉野』(わかる人にしかわからんちゅうの)

崩れそうでいて崩れない、たぶんこのまま後の世までもいってしまうんだろうな・・・という激しい状態の石段を上りつめると、御堂が・・・これはもう行ってください
それしか説明できんスバラシサ、電気の点く仕組みにたまげたよ
だからこそ、かえって信頼できる印象を受けたので、色々お願いしてしまって115円のお賽銭では足りんかったかも←頼みすぎだ

おやきは、また後日報告します

おぶせミュージアム中島千波館では、現在(H17.9.16〜10.23)「中島千波 還暦記念展」を開催してました
変わった作りの建物で、中央の入り口&チケット売り場をはさんで両側に展示室があります
片方は私の他にも数組の来館者がいらっしゃったのですが、もう片方に行くと私のほかには学芸員さんがお一人(あれ?この状況は以前にも)
ぽけ〜っと、本当にゆっくり絵と向き合うことができました
桜の屏風絵が有名ですが、私が惹きつけられたのは「老樹三面藪椿」岩手にある椿の老木だそうです
椿、好きです
「縁起が悪いからあかん」と祖母に庭に植えることは止められたのですが、いつか椿屋敷にしたいものよ(注;うちの庭はネコの額ほどだという事実は無視している考え)
北斎館が、団体さんの湿布薬の匂いであふれんばかりだったのを考えたら、たった一人で広い展示室に居られたことは奇跡的でした
本当に、「これが贅沢ということだろうな」と思いました
少なくとも、私にとっては最高の贅沢を味わうことができました

中島千波館を出て、もう少し歩くと小布施岩崎さんがあります
もともと和菓子屋さんなのかな?でも、パンも洋菓子もあって中でも「チェルシーバンズ」はガイドブックや観光情報にも載っています
戦前、小布施にあった病院の婦長さんを勤めたミス・パウル直伝なのですって
ここのお母さんがとっても優しい方でした
少しだけお話をしたのですが「遅い夏休みの気ままな一人旅なんですよ」とお話したら「私もよく一人で東京まで日帰りで出かけてうろうろするのが好きなのよ」と
もともと東京の方なのですって
なんだか旅好きの人のお話って、伺うだけでうれしくなってしまいます
とてもいい気分で「ではでは」と失礼しようとしたら、お母さんが「これ!帰りにおなかが空いたときに」とクッキーを下さいました(T_T)なんて優しいんだ〜食べ物をくれる人はいい人だ!←その基準でいいのか?ええ大人なのにいいのか?
感激した出来事でした
そのほかにも、小布施の人って本当にやさしくて親切な人が多かった
相変わらず色んなものにちょこちょこ反応してしまって、これを見つけていそいそと携帯カメラに収めていたら

向こうから店主さんが!!「ぎゃ!見られたっ」と、あわわわなりかけたら
「デザインパーマは、いい?」←にっこり一言
・・・え?

なんと、裏面は「デザインパーマ」でした

すーてーきー(>_<)
小布施探訪中、急にパンチパーマ(またはデザインパーマ)があてたくなったら、店主さんのお人柄も素敵なバーバーウエハラ(たしか)にぜひ!!

一人旅のいいところのひとつに、道に迷っても自業自得だから気にならないということがあるな
私は、知らない道をぐるぐる歩き回るのが好きなので、道に迷っても、無駄足を踏んでも、思わぬ発見(本日の画像「清酒オバステ」がぽいっとほかしてあったのを発見したのも、道に迷っていたときでした)があったりして、それはそれでとてもよかったと思えるのです
もしも誰かと一緒だと相手に対して「無駄足をさせてしまった」と気に病むことになるのね
私の周りの人たちは優しいから、気にしないでいいよと言ってくれる人が多くて、本当に有難いのだけど・・・ありがとね、みなさん

今回も、気ままに方向だけ決めて「こっちかな?」と歩いていたら、どんどん狭い路地に入ってしまった
どうやら、地元の人と地元動物たちの使う猫道だったらしく・・・

「おぬし、土地の者ではないな。何者にゃ?」
「す、すません。旅の者です〜ちょいとお邪魔しております」
「うむ、よきにはからえ」
ぎざ耳の剣客に出会いました
挨拶は、ネコ言葉で
「な〜ん」(私)「にゃ」(剣客)