みんなで万博

「ばあばを万博に連れて行きたい」
という姉のリクエストで、ワタクシお膳立て係り&運転手となりました〜
今回は前回の失敗を踏まえ、名古屋高速には乗らないゾ!と気合を入れて運転
しかし、気合が入りすぎて・・・いっぱいいっぱいでしたワタクシ(^_^;)
後部座席からは、楽しそうな姉、はとこ、おばさまの声が聞こえてきたのですが
(降りるインターどこだったっけ?)
(左折するとこどこだっけ??)
と、思っているところへ、横から姉が、やいのやいのと口を挟むのです
うるしゃーい(>_<)!
後から「さっきのとこ右の方がよかったのに〜」とか「こっちのほうがすぐ行けるのに〜」とか言うくらいなら、最初から教えろー
てか、「運転よろしく♪」とか言ってないで、自分で運転しろー

うちの姉は、ワガママ大王です
本人も認めてます←きっぱり宣言された人
そして、とても皮肉屋さんで文句たれ
本人は全く悪気がないというか、「だってあたちはワガママなんだもーん」で済ませちゃうだな
そして皮肉とか文句とか言っても「深い意味はないもーん、何でそんなにマジになるのお?やだな〜♪」なのです

はい、その通りです
マジメに受け取るコチラが悪い

過去に何度、そういうことで姉妹喧嘩になったことか(^_^;)
私も、皮肉を言われたり文句を言われたりすると、自己防衛本能で「キーっ」とお猿になってしまい、ついつい反論しちゃうんですよね
「ああ、そうそう♪」
と、軽く受け答えれば済む話なんだけどさ(言ってる本人は悪気はないって言ってるんだし)
でも、言ってる本人には深い意味はなくても、言われた方はグサっと傷ついていたりするわけで・・・
今回も、私はみんなを乗せて変なところへ運転してしまわないように、いっぱいいっぱいになってました
そういうところへ、姉は後ろでワイワイ皆と騒いでいるだけで、道案内なんて全くしないくせに
「あー、そこを左へ行けばよかったんだよ。え?前は間違えた?普通は高速に乗る道なんて間違えるわけがないよ」
とか、あっさり言いやがるのですよ、あの人は(:_;)
あの〜あの〜あのさあ!←怒った
自分が失敗したってことを指摘されると、しかも言ってる本人は悪気はないつもりなんだけど毒吐きの指摘を受けるとですね
さすがに、私も怒れるわけですよ
姉は全てが自分が基準で物事を考える人なので、車でどこでも行ってしまう(しかも運転能力が高い。ナビなしでもたいがいの道は間違えない)自分が基準なのです
だから、私が姉と同じようにはできないということがわからない
姉には、理解不能なのですよ
おねいちゃん、できない人だっているんです!しかも、あなたの妹です〜(T_T)
生来グズグズしていてトロいのは、25年も一緒に暮らしてきたんだから、わかってるでしょー

でもね、「ああ、私って成長してないんだ」と思いました
姉に言われたことに対して、天邪鬼になるとことかね
こうした姉の文句たれにも、いちいち真に受けず、笑って受け答えるくらいの大人になりたい

逆に姉は、こういう私の欠点もよく知っているわけです
「あんたはガマンしすぎるから、もうちょっと楽に生きな〜。ガマンすることが優しさだと思ってると、相手にはそんなこと全く伝わってないことが多いし、逆に誤解されることのほうがたくさんあるのよ。特にあんたは自分が関わっていることに対しては精一杯誠実であろうと努力するけど、興味がないことだと本人も無意識に全く気づいていないという、特殊な耳とか目を持ってるから誤解をされやすいんだよ」
と、言われました

ガマンって、よく「お姉ちゃんだから」という理由で、姉とか兄という立場に生まれてしまうと、お菓子とかオモチャとかガマンしてきた子ども時代を経験した方は何名かいらっしゃるのではないでしょうか?

うちは逆なんです
姉は「お姉ちゃんとは呼ばないで!」と言って、初めから姉の立場を放棄してしまった人なので、今でもお互いを名前で呼び合ってます(成長した今となっては、そのほうが気楽でいいですが)
今でも姉のワガママ=甘えを、私が許す立場です
うちの姉はちゃっかりさんで、自分の立ち位置がちゃんとわかっている人なのです
甘えるということが上手な人です
こういう人が身近にいると、甘えることが下手な子どもが一人出来上がってしまいます
それが私
何かをしてもらうと、相手に対して申し訳ない気持ちのほうがたくさんになってしまって、どうしても返礼をやりすぎてしまう
もしくは、最初から甘えない
嫌な子どもでしたよね・・・今でも可愛くない大人です
自分では信頼しているつもりでも、逆に相手には「信用されてないんじゃないか?」という不信感を与えてしまいますよね
そして、やりすぎの返礼は、相手の迷惑を考えてないことにもつながります
(そういの、ただの迷惑な人ってだけだし)

子どもの頃から甘えるのがヘタクソだから、今更甘えるのは本当にムツカシイ
今回の万博も、何度も天邪鬼になりそうになった

でもね、姉は文句たれだけど、最終的にはちゃんとフォローしてくれるのです
祖母の車椅子を借りるときも
「免許証を見せて、用紙に書き込むだけだからヨロシクね」
と言ったら
「えー!免許証見せるのお、あそこは知ってる人がいるかもしんないのにぃ」
とか、ブーブー言い出すので、(あ、職場関係の人がいるのかな?そりゃ嫌だろうな)と思って私が申し込みに行こうかと思っていたら、すたすたケアセンターに行って申し込みをして来てくれたり・・・さっきまでのブーブーは、まるで何事もなかったかのような笑顔でね
うーん、わが姉ながら相変わらずわかりにくい人だ(^_^;)
結局やってくれるんだから(基本はとても優しいのです)最初から文句言わなきゃいいのになあ、と長年一緒にいた私でも未だに思ったりします
そういうことにいちいち目くじらを立てていた私も、大人気がなかったですね

当初は、車で一時間くらいのところにある姉夫婦のマンションまで「迎えに来てね♪」と言われていたのですが、実はここ2ヶ月くらいの私は体温37度をキープしてるのでさすがにしんどいため「こういうわけでしんどいから。悪いけど、こっちまで来て」と頼んだら、「えーん(T_T)わかったよう」とか言ってたわりに、会場内ではずっと祖母の車椅子を一人で押してくれたり
姉のわかりにくい優しさに、なかなかついていけないアホな妹は、戸惑いつつも、甘えることを勉強中なのです

万博関連で色々と失敗したり、喜んだり、落ち込んだり・・・なんだか色々個人的にありましたが

私が長年抱いているコンプレックスと向き合う機会になったことは、よかったかもな

こんな万博効果があったとは、博覧会協会の人は知るよしもなかろう・・・
(当たり前)

追伸
みんなで行った万博はとても楽しかったです(*^_^*)
夜景も相変わらずキレイだった
祖母、姉、おばさま、はとこと5人で「ひゃ〜」と感動
これで私は見納めだな
ありがとう、愛地球博


画像
会場内で食べられるきしめん
きしめんってね、ぺらぺらなんですよ
でも、このきしめんはけっこう弾力性があるきしめんで、他地域からいらっしゃった方々にも満足していただけるのではないかと
お出汁の味もよかったですヨ
うちの姉のオススメで、今回みんなで食べてみました
温と冷があります
立派な海老天とドリンク付きで千円