うおーん(>_<)

本日は『父と暮らせば』観て来ました
ひとりB研っす
でも映画館には3人しかござらっせなんだ・・・大丈夫だろうか

映画は、おいら的にはとてもよかったです
ま、最初は慣れなくて入り込めないんだけど

何になれないかというと、これは映画というより舞台、お芝居を観ているようでした
原作が井上ひさしさんの戯曲だからなんだろうけども

宮沢りえちゃん演ずるところの娘美津江と原田芳雄さん演ずる父竹造とのほぼ二人芝居
他にも娘が思いをよせる青年木下に浅野忠信、美津江の同僚など数人がぱらぱらと出る以外、エキストラもほぼ出演しません(通行人とかもほぼなし)

そして美津江の暮らす家と家周辺が、舞台そのものなんですよね〜
奥行がほとんどないというか うまく言えないな

とにかくそういった違和感を感じつつ観てたのですが
どんどん物語に引き込まれてくのです

以下ネタバレあります



広島の原爆投下から、ひとり生き残った美津江は、「自分は決してしあわせになってはいけない」と心に決めてひっそりと暮らしている
ある日突然、死んだはずの父親がひょっこり現れる
父は「おれはお前の恋の応援団として現れたんだ」と言って、なんやかやと娘の世話を焼くのです

父と娘という設定自体からして、目頭が熱くなっちゃうんだけど
(なんだかんだ言ってお父さんっ子なのですよ)
美津江が頑なに木下への恋心をなかったものにしようとするのを、あるときはなだめすかし、あるときはからかい、あるときはじゃこ味噌を作って持たせたり、一生懸命応援する父竹造
父娘の互いを思うひとつひとつの行為が、せつなくてやさしくて
なんだかもう、これだけで(T_T)なんだけどさ〜
圧巻は、物語の終盤で、美津江と竹造の二人芝居(やっぱ演劇なんですよね)
娘が「自分はしあわせになってはいけない」と強く思い込む本当の理由が明かされるのです


や〜なんちゅか、ここでもう号泣(T_T)←たんなる泣き虫とも言う
観てるの3人だけでよかった 鼻水まで出ちゃうくらい泣けた

テーマは大変重いのですよ
でも、人間は忘れてはいけないことなんですよ
この映画を観てたのは、なんで3人なんだろ?
しかも三十路のワタクシと50代らしき男性と女性の3人
もっともっと若い世代にも見て欲しいっす
某大統領にも観て欲しいっす

は〜熱く語っちゃった
なんかあんまりワタクシの意見を押し付けてはいかんので、このへんで

ラストはけっこうあっけらかんというか、「はれ?終わり?」という感じだったんだけど
それでよかったのかもな、ずーんと暗いままで観客が帰るよりも


画像は本日のお楽しみん♪
これこれ!この細長パンが大好物なんっすよ〜
ガマンできずに、夜食べちゃった